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クレジットカード雑学50

クレジットカードの
オンアス取引
(前半)

オンアス取引というのは、クレジットカード業界でよく耳にする用語の一つです。これは、アクワイアラーと呼ばれる加盟店契約会社と、イシュアーと呼ばれるクレジットカード発行会社が同じ会社系列にあるときのクレジットカード決済取引業務のことを差す言葉です。

クレジットカードの契約関係として、それぞれの小売り店とイシュアーとの間に結ばれる加盟店契約があります。さらにアクワイアラーと、カードホルダーと呼ばれるカード利用者との間にはクレジットカードの会員契約があります。加盟店契約と会員契約を取り交わしたこの三者が当事者となって取引をするというのが、よく見られる一般的なクレジットカードの仕組みです。

クレジットカードの会員契約は、立て替え払いを基本とするものです。会員が加盟店でカードを利用した代金を、利用者に替わってカード会社が一括で決済します。

この仕組みを債権譲渡と呼ぶこともあります。立て替え払いされた代金は後日、利用者がクレジットカード会社に支払うことになります。クレジットカード会社の発行するカードを持つ会員は、加盟店契約を結んだ加盟店でカードを利用することができます。クレジットカード加盟店は、会員の利用にかかった料金を、後でカード会社に請求することになります。



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