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クレジットカード雑学50

クレジットカードと
多重債務問題
(前半)

「債務」とは、クレジットやローンなどによる借金のことです。「多重債務」というのは、一人の消費者がクレジットカード会社などさまざまなところから借金をしている状態のことをいい、一人であちこちの金融機関から同時に借り入れを行なっている人のことは「多重債務者」と呼びます。

近年問題となっているのは、返済不能になるほど借入金の合計金額が膨れあがってしまった状態の人です。多重債務から自己破産へと進む件数も急増しています。

破産法というものが最初に作られた当初は、破産という行為そのものが反社会なものであるという思想を含んでいたものですが、その後1952年に行なわれた法改正で免責制度が追加になり、借金を負った債務者を救済することを目的とした法律という意味合いをも持つように変化しました。そのような流れを受け、さらに2001年には個人の民事再生手続きも導入されています。

クレジットカードのキャッシングやローン利用、またクレジットカードでショッピングをした個人の情報や利用履歴は、個人信用機関のデータベースにすべて蓄積されています。

クレジットカードの新規発行を行なうような場合には、このデータベースを基にして、その人にどれくらいの返済能力があるかという判断が下され、問題がない場合についてクレジットカードが発行されることになるのです。



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