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クレジットカード雑学50

クレジットカードの
チャージバックとは
(前半)

クレジットカード業界でよく使われる用語の一つに、「チャージバック」というものがあります。チャージバックとは、直訳すれば「とられてしまった代金を取り返す」とか、「請求を差し戻す」というような意味の言葉で、近頃では一般の人にも知られるようになっています。

多くのカード会員を抱えるクレジットカード会社では、カード利用にまつわるトラブル処理も大きな業務の一つと言えます。大手のクレジットカード会社にはそれぞれ、トラブル処理を円滑に行なうための一定のルールが定められており、これをチャージバックルールと呼んでいます。

マスターカードやVISAにおいてはチャージバックは、クレジットカードの取引データをアクワイアラー(クレジットカード加盟店からの売り上げ伝票を受入れて、会員に代わり利用代金を支払うカード会社のこと)よりイシュアー(会員に対してくれジッドカードの発行を行なうカード会社のこと)に提供されたのち、異議を申し立てる資金移動を伴った行為のことを言うとされています。

これによってイシュアーは、既にアクワイアラーにより徴収済みのカード取引代金を取り返すことが可能となります。つまり、クレジットカードの利用明細書をみたカード会員からクレームの申し立てがあった場合、イシュアーがクレームの内容を認めたケースについては、アクワイアラーに対しその請求を不当なものとして先に徴収された代金を一定のルールに基づき取り返すことができるというわけなのです。



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